[写真]尾ノ内渓谷の氷柱
尾ノ内渓谷の氷柱は、秩父郡小鹿野町で作られている氷柱です。「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」という呼び名もあります。毎年、1月上旬頃から公開され、1月中旬頃から2月中旬頃にかけて見頃を迎えます。

[写真]吊り橋から見た氷柱
吊り橋から見た氷柱

尾ノ内渓谷には、日本百名山の一つ「両神山」(標高1,723m)から流れ出す尾ノ内沢が流れています。この沢の水は赤平川(あかびらかわ)に流れ込み、皆野町で荒川に合流します。
渓谷の歩道にあるのがこの吊り橋です。一番滝のすぐ下流に架かっています。

氷柱は沢の奥から水を引き、山間の冷え込みを利用して作られています。氷の出来具合を見ながら水の撒き具合を調整し、大きな氷柱をつくりあげています。

木の枝にも水がついて凍っており、独特の造形となっています。吊り橋は渡ることができ、氷のそばまで行くことができます(吊り橋の先は凍結時通行止)。

[写真]氷柱入口
氷柱入口

[写真]売店前
売店前

[写真]尾ノ内沢と氷柱
尾ノ内沢と氷柱

アクセス


〒368-0113 埼玉県 秩父郡 小鹿野町 河原沢 3515(尾ノ内自然ふれあい館)

尾ノ内渓谷は、小鹿野町の中心部から国道299号線を志賀坂峠(埼玉・群馬県境)方面に向かったところにあります。

送電線鉄塔の集まる「新秩父開閉所」を通り過ぎ、さらに奥に進みます。国道299号線は改良が進みつつあり、道幅の広い区間が多くなりました。やがて、時々現れる集落を通る未改良区間を抜けていくと、渓谷の入口である「龍頭神社」前となります。

龍頭神社から林道八日見線を1.2kmほど進むと、「尾ノ内自然ふれあい館」の手前に駐車場があります。また、林道途中や龍頭神社にも駐車場が設置されるので、こちらから歩いていくこともできます。

氷柱のシーズンは、道路の凍結にご注意ください。

[写真]渓谷入口
国道から渓谷への入口(八日見山龍頭神社前)

電車+バス

西武線西武秩父駅、または秩父線秩父駅からバス

・「小鹿野車庫」「栗尾」行きに乗り、「小鹿野役場」で下車。

→小鹿野役場からは「坂本」行きに乗り、「尾ノ内渓谷入口」で下車。林道を徒歩約20分。

途中でバスの乗換が必要です。本数が限られていますので、あらかじめ時刻を調べておくことをお勧めします。

リンク

小鹿野両神観光協会
http://www.kanko-ogano.jp/archives/2708/

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秩父の氷柱スポット

久月の氷柱
小鹿野町三山の久月(ひさつき)で造られている氷柱。赤平川の河原にあります。

三十槌の氷柱
秩父市大滝地域にできる氷柱。天然の氷柱が見られます。

道の駅 両神温泉薬師の湯
小鹿野町両神地域の道の駅。車の場合、三十槌の氷柱へ行く途中にあります。