長瀞七草寺のひとつ法善寺(藤袴の寺)は、春のしだれ桜でも知られています。
長瀞の対岸県道沿いにあり、正面のしだれ桜とお地蔵様が目印です。
お地蔵様と向かい合っているのが「与楽の地蔵ざくら」。お寺の正面を桜のアーチで飾ります。樹齢は推定で90年ほど。「与楽」(よらく)というのは、お地蔵様に「苦抜与楽」の文字が刻まれていることによります。
本堂前にあるのは「弥陀のさくら」。こちらは120年余りと推定されており、名前は御本尊の阿弥陀如来に因みます。
この2本は長瀞町の天然記念物に指定されています。また、境内にはそのほかにも桜があり、訪れた人の目を楽しませてくれます。
満開のしだれ桜
「与楽の地蔵ざくら」
「弥陀のさくら」
桜越しの本堂
桜と菜の花
〒369-1312 埼玉県 秩父郡 長瀞町 井戸 476
秩父線「野上駅」から徒歩約15分(1.1km)です。
改札口を右手に行き、駅最寄の踏切を渡ります。しばらく歩くと「高砂橋」の信号がありますが、そのまま直進します。荒川を渡った先でT字路の「井戸」信号を右折すればすぐに法善寺となります。
なお、「高砂橋」信号を右折する(長瀞駅方面)と、北桜通りの桜並木です。
長瀞町観光協会(開花情報など)
http://www.nagatoro.gr.jp/
鉢形城跡のエドヒガン桜(寄居町)
国指定史跡の鉢形城跡には樹齢150年を超えると推定されるエドヒガン桜があります。
清雲寺・長泉院のしだれ桜(秩父市荒川地域)
旧荒川村の清雲寺には樹齢約600年のしだれ桜(埼玉県天然記念物)があります。
長瀞 桜並木
長瀞の春は桜色に染まります。「日本さくら名所100選」に選ばれています。「高砂橋」信号から北桜通りの桜並木が始まるので、法善寺とセットでまわるのがおすすめです。
長瀞渓谷
国の名勝・天然記念物。ライン下りなどが行われています。「高砂橋」付近がライン下り(下流側コース)の終点になっています。
(C) c-next