秩父市大滝地域　中津川の氷壁（出合の氷の滝）

[写真]中津川の氷壁

中津川の氷壁は、秩父市中津川地区の「出合」にできる天然の氷壁です。秋の紅葉で有名な中津峡（中津川渓谷）にあります。「中津峡・出合の氷の滝」とも呼ばれます。
旧・大滝村にあり、秩父市街地（上野町交差点）からは約３８ｋｍ入った大自然の中です。

１月から２月にかけて出現しますが、自然にできるものですので、年によって、また時期によって、氷の状態は変わります。

氷壁へ

奥秩父もみじ湖（滝沢ダム）にかかる国道１４０号線・中津川大橋のところから中津川集落方面への県道２１０号線に入ります。ここから氷壁まで約８．３ｋｍです。

しばらくの間は、ダム湖に沿う道でトンネルの連続する区間です。やがて、ダム湖が終わり谷間を走る道になります。このあたりから小さな氷柱を見かけるようになります。

中双里の集落や仏石山トンネルを過ぎ、持桶トンネルを抜けると、２００ｍほど先の左側に氷壁が現れます。

[写真]手前から見た氷壁

手前から見た氷壁

氷壁は、県道とは中津川を挟んで対岸の断崖絶壁にできます。岩肌を流れた水が凍り、「氷の滝」になります。
自然の雄大さを感じさせる、迫力ある風景です。

[写真]中津川の氷壁

川沿いにそそり立つ中津川の氷壁（氷の滝）

氷壁付近には休憩施設や売店・トイレなどはありません。
トイレは滝沢ダムや途中の相原橋にあります。（ただし冬季は凍結で使えない場合があるかもしれません）

また氷壁から約２．４ｋｍ奥には、彩の国ふれあいの森・埼玉県森林科学館があります。

〒369-1903　埼玉県秩父市中津川

秩父市大滝の滝沢ダムから約１１ｋｍ

中津川の氷壁には駐車場がありません。路面の凍結にご注意ください。

秩父線「三峰口駅」から西武観光バス「中津川」行で「出合」下車、徒歩約５分

出合バス停は、氷壁を通り過ぎたところにあります。なお、自由乗降区間なので氷壁付近で降りることもできます。
バスは一日に４往復の運行です。土休日は上下各１本が延長運転となり西武線「西武秩父駅」発着になります。
三峰口駅からの乗車時間は５０分から６０分くらいかかります。

バスの本数は少ないので、事前に時刻を調べた上でご利用ください。