西武秩父駅は、埼玉県秩父市の中心市街地にある西武線(西武鉄道)の駅です。1969年(昭和44年)の吾野駅-西武秩父駅延伸とともに開業しました。
路線記号は「SI」(西武鉄道-池袋線)で、駅番号はSI36です。
この駅は「西武秩父駅」という名前で、「秩父駅」ではありません(西武鉄道西武秩父駅)。秩父駅は秩父線(秩父鉄道)の駅で、1kmほど離れたところにあります。
そのため普通、西武秩父駅のことを「秩父駅」とは略しません。しばしば「西武駅」と呼ばれます。西武秩父駅と秩父駅は違う場所にあり、区別が必要ですのでご注意ください。
2017年3月までにリニューアルが行われ、黒を基調とした外観の駅になりました。
新しくなった駅名板
2・3番線への跨線橋からみた武甲山
西武秩父駅は西武線の終着駅です。西武線池袋駅から西武秩父駅まで有料特急「ちちぶ」が運転されています。日中は約1時間間隔の運転で、特急を使えば池袋から約1時間20分で到着します。
また、西武秩父行の特急以外場合は、飯能駅で各駅停車に乗換となります。池袋駅から西武秩父駅までは、特急を使わなければ、約1時間40分~2時間くらいです(乗換待ちを含まず)。
1番線(特急用ホーム)に停車中の特急。
西武駅から秩父線御花畑駅へは、改札口を出て乗り換えになります。
改札口前には、御花畑駅の発車時刻表示があります。案内表示もありますので、改札口を出たら左方向にお進みください。屋根の無い一般道路の部分がありますので、雨の日は傘が必要です。
なお、秩父線は2022年3月12日(土)からICカードが利用可能になりました。
西武駅には樹齢100年を超えるラクウショウ(落羽松)の大木があります。
ここは駅ができる前は秩父農工高校(現・秩父農工科学高校)がありました。ラクウショウは、1900年(明治33年)に前身の学校が開校した頃に植えられたといわれています。
ラクウショウの大木(駅リニューアル前)
駅前には西武観光バス(西武バス)の営業所があり、秩父地方各地への路線バスが発着しています。西武観光バスのほか、小鹿野町営バス(小鹿野経由両神方面)も発着しています。
多くの路線は、西武駅から秩父市の中心市街地を通り、秩父駅を経由したあと各地へ向かいます。ただし、三峯神社方面や小鹿野町営バスなど一部の路線は秩父駅を経由しません。
なお、秩父市営バスの浦山線は、駅前のバスのりばには入りません。駅から徒歩3分ほどの国道140号線上に「西武秩父駅入口」バス停があります。
バスのりばを発車する西武観光バスの路線バス
2017年4月24日(月)、西武秩父仲見世通りの跡地に複合型温泉施設「祭の湯」がオープンしました。改札を出てすぐ左手です。
1階には売店・土産物店などの「ちちぶみやげ市」、フードコートの「祭の宴」があります。「祭の湯」の受付は1階奥にあり、2階が内湯・露天風呂・岩盤浴・くつろぎ処などになっています。
祭の湯(改札側入口)
アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(あの花)では、リニューアル前の駅が登場しています。
駅前の秩父観光情報館には「あの花」コーナーが設置され、マップの配布などが行われています。また、レンタサイクルの貸し出しもあります。
リニューアル前の西武駅
仲見世通りで展示されていた「あの花」秘密基地
かつての仲見世通り(改札側入口)
西武鉄道(駅案内・電車時刻表など)
http://www.seiburailway.jp/railway/ekimap/seibu-chichibu/
西武バス(秩父エリア)
http://www.seibubus.co.jp/rosen/chichibu/
小鹿野町(町営バス)
http://www.town.ogano.lg.jp/kurashi-tetsuzuki/bus-taxi/
秩父市(秩父市内路線バスのご案内-市営バス浦山線の時刻表もあり)
http://www.city.chichibu.lg.jp/menu2056.html
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