[写真]秩父札所21番観音寺

札所21番 要光山観音寺は、埼玉県秩父市寺尾にあります。本尊は聖観世音菩薩。

秩父市街地とは荒川をはさんで対岸であり、県道72号線に面しています。
県道から入るとすぐに境内で、道路に面して右手に石標、左手に六地蔵が並んでいます。

観音寺は1923年(大正12年)に小学校の火災の類焼に遭いました。観音堂などは失われてしまいましたが、本尊の聖観音は難を逃れています。
現在の観音堂は、火災のあと小鹿野の寺から移築をして再建されたものです。

なお札所前の県道は交通量が多いので、十分注意してください。

[写真]本堂
本堂。「秩父廿一番」の上には「矢之堂」の額もあります。

[写真]解説板
[写真]観音寺絵巻
21番の解説板と絵巻。
邪神悪魔を退治するために八幡大菩薩が放った矢がここに落ちたから「矢ノ堂」という別名がついた、という縁起があります。

アクセス

〒368-0056 埼玉県 秩父市 寺尾 2354

電車+バス

西武線「西武秩父駅」(西武駅)、または秩父線「秩父駅」から西武観光バス

○「吉田元気村」「吉田総合支所」行のうち、札所21番経由を利用、「札所二十一番」下車

○「吉田元気村」「吉田総合支所」行のうち、市立病院経由を利用、「中寺尾」下車 徒歩約10分

○「栗尾」「小鹿野車庫」行を利用、「尾田蒔(おだまき)学校」下車 徒歩約10分

いずれの路線も、西武秩父駅発着で秩父駅を経由します。運転系統はいくつかありますが、本数が限られていますのでご注意ください。

なお、荒川西岸は札所が連続しており、江戸時代からの巡礼道・荒川西岸江戸巡礼古道コースがあります。秩父線「大野原駅」から札所19番を経由して秩父橋を渡り、25番方面へ札所巡りをすることができます。

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