[写真]秩父札所18番神門寺

札所18番 白道山神門寺は、埼玉県秩父市下宮地町にあります。本尊は聖観世音菩薩。

国道140号線沿いですが国道には街路樹があるので、車だと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません(横断歩道が目印)。
国道に面して駐車場があり、直接境内に入ることができます。また18番の正面入口は、駐車場から一本南側の路地にあります。
境内には観音堂のほか、不動尊堂、蓮華堂、休憩所、納経所などが並んでいます。

古くは神社であったが、再建の際にお告げに従い寺になったという由来があります。
江戸時代までは修験道の寺で、神門山長生院(神戸山長生院)でした。1789年(寛政元年)頃に火災により観音堂などが焼失しています。現在の観音堂は天保年間(1830年~1844年)頃に再建されました。
明治の神仏分離令・修験禁止令により、曹洞宗に改められています。

1488年(長享2年)の札所番付では、「廿二番 神門 正観音」と記されています。22番札所であり、龍石寺(現19番)→神門寺→常泉寺(現3番)という順番でした。また、当時から「神門」と呼ばれていたことがわかります。

[写真]駐車場から
駐車場(国道側)から見た札所18番

[写真]不動尊堂
不動尊堂

[写真]蓮華堂
蓮華堂

[写真]解説板
[写真]神門寺絵巻
18番の解説板と絵巻 
里人が廃れてしまった神社を再建しようとしたところ、巫女に霊験があり、寺を建てよとのお告げがあったという縁起が伝わっています。

アクセス

〒368-0021 埼玉県 秩父市 下宮地町 5-15

秩父線「大野原駅」下車 徒歩約15分(約1.1km)

駅前を左(南:秩父駅方向)に少し行くと駅南側の踏切があるので、踏切を渡ると国道140号線に出ることができます。そこから国道を南の秩父市街地方向に約800mほど進むと到着です。
18番のすぐ南には国道の横断歩道がありますが、信号機は無く交通量が多いので渡りにくいことがあります。信号機があるのは100mほど北のところです。
札所18番の看板脇が駐車場になっています。

[写真]国道沿いの看板
国道沿いの看板

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