[写真]秩父札所1番四萬部寺

札所1番 誦経山四萬部寺は、埼玉県秩父市栃谷にあります。本尊は聖観世音菩薩。

四萬部寺は行基菩薩が開基し、その後寛弘4年(1007年)に性空上人の弟子の幻通により法華経四万部の経塚が立てられたといわれています。永延2年(988年)ともいわれます。

現在の観音堂(本堂)は元禄10年(1697年)に建てられたもので埼玉県指定有形文化財となっています。正面の欄間には「地獄之図」「極楽之図」の彫刻があります。

観音堂の右手には施食殿(施餓鬼堂)があり、毎年8月24日に施食会(せじきえ)が行われています。
四萬部寺の「大施食会」、さいたま市浦和区玉蔵院の「大施餓鬼」、杉戸町永福寺の「どじょう施餓鬼」は、関東三大施食会/関東三大施餓鬼(せがき)と呼ばれています。

[写真]四萬部寺山門
山門

[写真]経塚と観音堂
経塚と観音堂

[写真]観音堂
観音堂(斜め後ろから)

[写真]四萬部寺施食殿(施餓鬼堂)
施食殿(施餓鬼堂)

[写真]十二支守り本尊
十二支守り本尊

[写真]功徳石と納経蔵
功徳石と納経蔵

アクセス

バス

西武線西武秩父駅から秩父線秩父駅を経由するバスがあります。皆野駅行(三沢線)で「札所一番」バス停下車すぐです。定峰行・定峰峠入口行(定峰線)の場合は「栃谷」下車約400m徒歩5分ほどで、バス停のところから北に別れる県道82号線を三沢・皆野方面に行きます。

逆に秩父線皆野駅から西武秩父駅行のバスを利用し「札所一番」バス停で下車することもできます。ただ、三沢線だけなので本数が少なく、乗車時間も長くなります。

徒歩

秩父線の和銅黒谷駅からは山裾を通る道があり、約3km徒歩45分くらいです。

また「秩父札所に入るみち」として、東秩父村の落合橋バス停から粥新田峠(粥仁田峠)を越える約10kmの登山・ハイキングルートもあります。

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